人件費は企業にとって“コスト”と捉え、削減することを考えている経営者は少なくありません。たしかに、無駄な人件費を削減することは企業経営において重要なことです。しかしながら、慎重に行わなければいけません。こちらでは、人件費を削減する方法と人件費の考え方についてお伝えします。
人件費を削減する方法
人件費を削減する方法には、以下のようなことがあります。
- 従業員の基本給を下げる
- 役員の手当てを減らす
- 福利厚生費を削減する
- リストラをする
- ボーナスをカットする
- 退職金をカットする
- 研修費をカットする
これらの費用を削減することで、企業の人件費は表面上減ります。しかし、後に企業にとって様々なリスクやデメリットが生じる場合もあるのです。
人件費を“コスト”と捉えるデメリット
人件費を“コスト”と捉え、リストラやボーナスカット、給与カットなどを行うと、企業にとって以下のようなリスクやデメリットが生じる可能性もあります。
- 従業員のやる気やモチベーションが下がる
- 従業員の不満が募る
- 離職率が上がる
- 一人あたりの仕事量が増える
- 優秀な人材の損失
- 生産性が下がる
- 企業の悪い評判が流れる
- 新入社員が入社しない
こうしたことから、人件費を“コスト”と捉え安易に削減することは大変危険です。
人件費は先行投資と考えるべき
人件費は“コスト”と捉えずに、将来への先行投資と捉えるべきです。
投資はすぐに効果が出るものではありませんが、数年後あるいは数十年後に優秀な人材が育てば生産性の向上が期待でき、結果として企業の成長につながると考えられます。
これを実現するためにはむやみに人件費を削減するのではなく、まずは採用のミスマッチを減らして採用コストを削減することです。それから、今いる従業員の満足度もしっかり把握します。そうすることで定着率が上がり、採用コストといった人件費は減らすことができます。
ココロデザイン株式会社が提案している「ココトレ」は、採用活動や、今いる従業員の満足度を把握するのにお役立ていただけます。人材への投資効果を最大化することができるツールですので、ぜひ実務でご活用ください。